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愛知学院卒業生、学生、生徒による わたしの“ZEN力”

愛知高等学校 国際教養コース3年生 粂内 快斗Kaio Kumeuchi
愛知高等学校 国際教養コース3年生 粂内 快斗 Kaio Kumeuchi

カンボジアに安全な水を届けた高校生 ──
やり切る姿勢が自らの道をつくる

Q.いまあなたが全力で取り組んでいることはなんですか?

現在、①カンボジアの村に安全な水を届けるプロジェクト、②英語でのプレゼンテーション、③ゴルフの3つに力を注いでいます。
校外では国際協力、コース内では英語での発信、部活動ではゴルフと、異なる分野に挑戦することで、自らの可能性を広げています。

Q.それぞれに挑戦したきっかけはなんですか?

① カンボジアの水支援プロジェクト
高校1年生の夏休みに参加した体験型研修でカンボジアを訪れたことが出発点です。
村の人々が遠くの井戸まで水を汲みに歩く姿を目の当たりにし、「自分にとって当たり前の“水”が、ここでは当たり前ではない」という現実に強い衝撃を受けました。その瞬間、「自分の当たり前を、彼らの当たり前にしたい」という思いが芽生えました。

② 英語でのプレゼンテーション
小学生の頃、高円宮杯で英語スピーチに挑戦する兄の姿に憧れたことが原点です。
人前に立つことが苦手だった自分を変えたいという思いから、「高校生のうちに殻を破る」という目標を掲げました。英語が身近な環境で育ったこともあり、自然と挑戦したいと思うようになりました。

③ ゴルフ
小学生の頃、祖父や父と練習場に行ったことをきっかけに始め、中学生から本格的に取り組んでいます。
愛知高校への進学を決めたのも、文武両道を体現するゴルフ部の先輩方とプレーする機会があり、「自分もこんな先輩になりたい」と強く感じたからです。

Q.目標はありますか?

目標は、カンボジアの水問題に対して、より持続的で根本的な解決に関わる力を身につけることです。
そのために、大学では国際開発や国際経営を学び、衛生教育や地下水保全など、長期的な視点で地域に寄り添う支援に携わることを目指しています。
この目標を明確にするきっかけとなったのが、2025年12月に行ったカンボジア再訪です。
私はクラウドファンディングを立ち上げ、目標額を大きく上回る63万5000円を集め、NPO「Water For Cambodia」と半年以上やり取りを重ねながら、27台の浄水器を届けることができました。

届けた浄水器は、部品交換が不要で10年以上使用できるシンプルな浄水器で、維持費がかからないという点が大きな特徴です。
最初は「日本人が何をしているのだろう」と不安な様子でしたが、設置作業を進めるうちに距離が縮まり信頼が生まれていきました。最後にはトウモロコシや果物を分けてくださるほど温かく迎えていただきました。
この経験を通して得た学びを、日本の若い世代が世界の課題に目を向けるきっかけにつなげたいと考えています。
そのための一歩として、現地の水問題を伝える英語プレゼンテーションのコンテストにも挑戦しました。英語プレゼンテーションでは全国大会での入賞が目標でしたが、3月に行われた「Change Maker Awards全国大会」で優勝し、8月にシンガポールで行われる英語プレゼンテーションの世界大会「Global Link Singapore」への出場権を獲得しました。そのため次の目標は、世界大会での入賞です。
ゴルフでは全国大会への出場を目標として日々練習しています。

Q.目標の実現に向け、愛知高校の学習環境や支援体制が役立っていると感じる点はありますか。

国際教養コースは、講演会やプレゼンテーションの機会が非常に多く、学びを社会とつなげる環境が整っています。
愛知学院大学の教授の講演を聞く機会や、総合探究に関する専門的なアドバイスをいただける点も大きな魅力です。
クラウドファンディングのストーリー作成時には、担任の先生と総合探究の先生に丁寧に内容を確認していただきました。
一人でプロジェクトを進めながらも、節目ごとに先生方の支えがあったことは大きな励みとなりました。
英語を使う機会が多い環境と、常に刺激を与えてくださる先生方の存在が、挑戦を後押してくれています。

Q.愛知高校の好きなところについて教えて下さい。

文武両道を実践する生徒が多く、互いに刺激し合える環境があるところです。
スポーツだけでもなく、勉強だけでもなく、複数の分野で努力を続ける仲間の姿は、自分の原動力にもなっています。
国際教養コースでは英語を使う機会が特に多く、入学当初に掲げた「自分の殻を破る」という目標に、確実に近づいていると感じています。
何かに挑戦するとき、思い通りにいかないことは必ずありますが、「やめるのはいつでもできる。続けるのは今しかできない」
という母の言葉を胸に、これからも挑戦を続けていきたいと思います。