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愛知学院卒業生、学生、生徒による わたしの“ZEN力”

愛知高等学校3年生 橋本 朋果Honoka Hashimoto
愛知高等学校3年生 橋本 朋果 Honoka Hashimoto

歌を、人の心に届ける ──
仏様の前で歌う合唱部が教えてくれたこと

Q.いまあなたが全力で取り組んでいることはなんですか?

合唱です。3歳からピアノ、小学6年生から声楽を始め、中学・高校と合唱部で歌い続けてきました。
愛知高校合唱部は約30名の部員で活動しており、学校の定期演奏会はもちろん、年3〜4回のお寺コンサートやイベントへの出演など、さまざまなステージで歌を届けています。2025年の愛知万博20周年記念事業では緑黄色社会さんや夏川りみさん、石井竜也さんといったプロの方と共演するなど、合唱機会の豊かさは「愛知高校の合唱部ならでは」と感じています。

Q.合唱に挑戦したきっかけはなんですか?

ピアノの先生が「本業は声楽」と聞いて声楽を始めたことが、歌の世界への入口でした。そして合唱部に入ってから、ある出会いが私の歌への向き合い方を大きく変えました。
顧問の先生のつながりで、プロシンガーの初田悦子さんと共演する機会をいただいたときのことです。初田さんが歌う「風の電話」は、東日本大震災をテーマにした楽曲で、被災地に実在する「電話線が繋がっていない電話」のエピソードをもとに作られた曲でした。その背景を知ってから臨んだリハーサルで、気づいたら歌いながら涙が止まらなくなっていました。
本番でも、お客さんが泣きながら感動してくださる姿を目の当たりにして、「歌を人の心に届けることの大切さ」を心の底から実感しました。この経験が、合唱に全力で向き合う原点です。

Q.目標はありますか?

高校生最後の定期演奏会で、お世話になった先生・友達・家族を感動させ、泣いてもらうことです。歌を通して、応援してくれた皆様の心にみんなで感謝を届けたい。
卒業後の3月に行われる「定期演奏会」が、3年生が主役の最後のステージです。次の演奏会は3月27日に控えており、候補曲を部員みんなで出し合いながら準備を進めています。また、先日のアンサンブルコンテストでは愛知県で金賞を受賞しました。「細かいテクニックよりも、思いを込めて歌うこと」を中心に磨いてきた成果が、形になった瞬間でした。

Q.目標の実現に向け、愛知高校の学習環境や支援体制が役立っていると感じる点はありますか。

音楽に向き合える機会を、たくさん提供してもらえる環境です。これはひとえに顧問の先生のおかげです。
先生は人脈が幅広く、毎回プロの方との共演やご指導の機会を作ってくださいます。先週もミュージカル俳優の方と共演したばかりというほど、その機会は豊富です。そして先生が一貫して伝えてくださっているのが「コンクールの賞を取ることにとらわれず、見てくれるお客さんに向けて歌うこと」という姿勢。審査員ではなく、目の前の人の心に届ける音楽を追いかけてきました。
合唱以外でも、学校から案内されるイベントにはほぼすべて参加してきました。弁論大会への出場、愛知県教育委員会主催の「知の探究講座」で大学へ出向いての研究体験、卒業式での送辞の依頼など、チャレンジの場を次々と与えてくれる環境がこの学校にはあります。

Q.愛知高校の好きなところについて教えて下さい。

生徒数が多く、たくさんの人と出会えるところが好きです。そしてもうひとつ、愛知高校ならではの魅力として、お坊さん(僧侶)の先生方が何人もいらっしゃることがあります。
宗教の授業では実際のお坊さん(僧侶)に教えていただきますが、仏教だけではなく他の宗教にも触れながら「人との向き合い方」や「人の心を知ること」を多角的に教えてくださいます。それが歌の世界にもつながっていて、歌詞を解釈するときに先生からアドバイスをいただくことも。人間として深まることが、歌にもそのまま反映される——そういう高校生活を送れていることを、本当によかったと思っています。
コンクール前にはキャンパス中のあちこちで自主的にゲリラコンサートをしたりと、合唱部では色んな挑戦を楽しみながらやっています。「いろんなことにチャレンジしていろんな人に出会うことで、自分の好きなものが見つかる」と信じているからこそ、この学校で次々と扉を開いてきました。