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愛知学院卒業生、学生、生徒による わたしの“ZEN力”

愛知学院大学 健康科学部 3年生馬術部主将 中川 稜友Ryosuke Nakagawa
愛知学院大学 健康科学部 3年生 馬術部主将 中川 稜友 Ryosuke Nakagawa

全力疾走する競走馬の姿に魅せられて ──
馬との信頼関係が人生を変えていく

Q.いまあなたが全力で取り組んでいることはなんですか?

馬術部での競技活動です。
馬術部では1年生のときから「障害馬術」を専門に練習を重ね、現在は部の主将も務めています。13人の部員をまとめながら、今年の全日本学生馬術大会M級D障害に、パートナーの馬「シャリオ」と出場することを最大の目標に掲げています。
馬術部が活動を続けるには、年間数百万円にのぼる維持費の確保も欠かせません。部費だけでは到底賄えないため、部員によるアルバイト、寄付・助成金の活用、そして大学からの手厚い支援を組み合わせながら日々の運営を支えています。

Q.馬術に挑戦したきっかけはなんですか?

高校生のとき、競馬をモチーフにしたゲームが周りで流行っていて、僕もはまったんです。それで「本物の競馬も見てみたい」と思って、初めて観たのが2021年の日本ダービーでした。
ゴール前のギリギリの数センチまで全力で走っている競走馬の姿を見て、「馬のことをもっと知りたい」と思いました。それで、進学を考えていた愛知学院大学に馬術部があると知って、入学したら絶対入ろうと決めていました。
入学式の日に馬がキャンパスを歩いているのを見て、そのまま見学に行ったら「明日から来る?」って言われて、「行きます」って。本物の馬を間近で見たのもその時が初めてでした。テレビの前でしか見れなかったものが実際に目の前にいて、「馬ってこういう生き物なんだな」って、感動したことを覚えています。

Q.目標はありますか?

もっと馬のことを知って、馬術が上手くなりたいというのが一番です。形でわかる目標としては、今年の全日本学生馬術大会のM級D障害に、シャリオと一緒に出場すること。予選が6月に尾張旭市であるので、そこを通過することが今一番の目標です。
馬術には障害馬術・馬場馬術・総合馬術の3種類があって、僕がやっているのは障害馬術です。バーを落とさず飛び越え、タイムを競う種目なんですけど、同じ馬でも乗る人によって全然動きが変わるんです。コーチが乗るとスッと行くのに、僕が乗ると全然動かないこともあったりして。技量のなさを信頼関係で補うのも戦略の一つだと思っています。

将来は競走馬に携わる仕事がしたいと考えており、育成牧場かJRAの厩務員になりたいと思っています。もう「馬一本」でいこうと決めています。

Q.目標の実現に向け、愛知高校の学習環境や支援体制が役立っていると感じる点はありますか。

学校には本当に助けてもらっています。馬6頭を養っていくには年間数百万円かかるんですけど、部費だけじゃ全然足りなくて。部員でバイトをしたり、全日本学生馬術連盟やJRAから寄付・助成金をいただいたりしながら、それでも足りない分を毎年学校に支援してもらっています。
設備も、この前馬の水飲み場が老朽化で壊れてしまったんですけど、新しく修復してもらい、本当にありがたく思っています。
あと、1限が9時半からというのも実は大きくて。いつも朝8時から作業を始めて、1時間ほどで終わるんですけど、授業が早い時間から始まっていたらこれはできなかったと思います。

Q.愛知学院大学の好きなところについて教えて下さい。

日進キャンパスがとにかく広くて、ぶらぶら歩いていると「こんなところがあったんだ!」って思うことが今でもあります。校舎やクラブハウス、食堂だけじゃなくて、池や芝生もあって、春には桜も咲いて、まるで一つの公園みたいで好きです。馬とその芝生のあたりを散歩するんですけど、クローバーをむしゃむしゃ食べている姿を見ていると、馬もリラックスできる場所なんだなって感じます。
3年間毎日一緒にいると、耳の向きで気持ちがわかるようになってきて。ピンと立てれば興味や緊張、横にだらんとしていればリラックス、ぎゅっと絞っていれば怒っているサインです。毎朝来たらまず馬の表情を確認するのが習慣になっています。
馬と心を通わせるコツは、やっぱり毎日顔を合わせて馬のことを大切に考えることだと思います。それができていれば、馬も信頼してくれると思うので。競走馬の全力疾走に心打たれたあの日から、気づけば「馬と生きていく」という人生を選んでいました。全日本の予選まであと数ヶ月。シャリオとともに、悔いのない走行をしたいと思っています。